もっと知りたい!ゴムのこと
昨日は全国的に30度を越える真夏日が相次いで、名古屋も30.6度を記録したようでまるで夏を思わせるような一日でした。
私も朝から子供たちと公園で野球の練習をしたのですが、午前中だというのに暑くて1時間もしたら汗だくでした。今年の夏はどうなってしまうのでしょうか?
ところでゴムの成形機は加硫をするために180℃前後に加温されています。これが真夏になると作業者を苦しめていて、その暑さは工場内に蜃気楼ができるほどです。
私も成形をしていた10年ほど前の真夏に体重が8kgも減り、体脂肪率が5%!になりました。究極のダイエットですね。。。作業を終えた後、体に乾燥した汗の跡をみて、汗のなかには塩が含まれているんだ、と実感したのを覚えています。
今年もまた暑い夏がやってくるのですね。
水道水の中には消毒のため塩素が含まれています。(残留塩素といいます)その含有率は地域や季節によって変わるそうですが20~30年前に比べて残留塩素が増えています。
水周り周辺には様々なゴム製品(ゴムパッキンなど)が使用されていて、この残留塩素がゴムパッキンに対して侵食することがあります。ゴムパッキンの材質によってどうなるかは変わりますがひどいものはゴムの中に含まれているカーボンが溶け出して水道水が黒く濁ったり(黒水といいます)パッキンがひび割れてしまって水漏れしてしまうことがあります。
水周りのパッキンに使用されていたゴムとしては、SBR、EPDM、シリコンなど様々ですが、現在は残留塩素に対して強い特性を持ったゴム材料が注目されています。このゴムはEPDMをベースとして黒水やひび割れを起こさないよう工夫された材質です。
水周りのゴムパッキンは非常に耐久性が重要です。もしもひび割れや黒水が発生すれば重要な市場クレームとなります。そうなる前にゴム材質の変更をお勧めします。
ゴムパッキンはどのような点に気をつけて探せば良いでしょうか?
・使用環境(オイルや薬品を使用、温度、ゴムへの負荷など)
・ゴムパッキンのどこでシールしたいのか
・使用数量
・希望する耐久性
使用環境でゴムの材質を選定して、どこでシールをするかによって形状が決まります。最後に使用数量と希望する耐久性によって製法を決めていきます。
最近はネット上でも様々な情報が沢山あってどんなキーワードで検索すれば良いか非常に迷います。
そんなときには上記のようなポイントに留意してキーワードを検討すると良いと思います。
長かったゴールデンウィークも終わり今日から仕事ですね。弊社でも今年のGWは12連休で過去最長でしたので休みボケが心配です。。。
個人的には昨年末から非常に忙しかったので今回の連休で心身ともにリフレッシュができて、今日からまたがんばろうと気力が湧いてきています。
ほとんどを家で過ごしたのですが5月2日に長野ノスタルジックカーフェスティバルへ行ってきました。
長野ノスタルジックカーフェスティバル
https://www.nostalgic.co.jp/nagano.html
帰りにそばを食べて長野を満喫してきました。
レストラントレインギャラリー
https://w1.avis.ne.jp/~fukachan/resutoran/index.htm
この季節は新緑が清々しいですね。
昨日、名古屋市長選挙が投開票され、民主推薦の「河村たかし」氏が当選しました。
河村たかし市長ホームページ
https://takashi-kawamura.com/
市民税の10%減税を筆頭に「庶民改革」が見事民意を勝ち取りました。知名度は抜群で約6割の人が河村さんに投票したことになります。
今後はマニフェストの実行に全力を尽くして名古屋を元気な街にしてほしいですね。
みなさんは自社設備の補修をどうされていますか?業者にお任せ?不況なので自社で出来ないか検討中?もともと自社でやっている?
どこにやらせるかは様々ですが、設備の補修は定期的(1~2回/年など)に行っているところがほとんどです。この補修時に掛かる部品代が馬鹿になりません。
そこで部品を自社調達してしまおうと言うわけです。ただ、金属や樹脂は製造業者も多いので自社調達もそれほど難しくは無いのですがゴムは業者数も少なく、また、ゴム素材のことが良く分からないこともあってなかなか自社調達が出来ないと思います。
そんなときは「シール・パッキン.com」へお気軽にお問い合わせください。現品がある場合はそれを元に図面化。お客様の承認を頂いてから製作に掛かります。現品のない場合でも相手側の形状や差し支えなければ図面を頂戴してゴムの形状をお客様とご相談しながら決めていきます。
こういった不況の中で各社様は経費削減を徹底的に進めなければなりません。そういったお客様の声をシール・パッキン.comは出来る限り現実化するよう対応させて頂きます。
もうすぐゴールデンウェークですね。高速道路料金が土日一律1000円ということでGW中はすごい渋滞が予測されています。みんなが出かけることで消費が促されて少しでも景気が回復すれば良いですね。
自動車販売のほうもエコカーの買い替えに対して補助されることで今後の販売増に良い影響がでそうです。そのほか、地デジ対応テレビのポイント制度だとか、家庭への支援金など政府もいろいろな経済対策で内需に弾みをつけようと努力されています。
定額給付金も賛否両論でしたが、実施されだして国民の意見も若干変わってきたように思います。「貯金するよ」と言っていた人が消費にまわることが多くなりそうで意外と景気に良い政策だったのかもしれません。
先のひかりが見えてきたことで経営者たちもこれまでの悲観論から変わってくるでしょう。今回の不況で、人間ってしぶとくて強いなぁと心底感じました。
耐摩耗性(機械的強度)に優れたゴム素材は、ウレタンゴム、天然ゴム、H-NBRなどが上げられます。それぞれに特徴があり用途に合わせて使われます。
ウレタンゴム
耐摩耗性、耐候性に優れ、反発弾性が抜群です。また耐油性も良好でパッキンとしても使用されます。エーテル系とエステル系があり、エーテル系は耐摩耗性は若干劣りますが、加水分解(水と反応して分解してしまう)がありませんが、エステル系は加水分解していまいます。
天然ゴム
耐摩耗性、反発弾性に優れていますが、耐油性や耐熱性劣ります。パッキンにはあまり使用されず、ベルト、ホース、靴底などに使われます。
H-NBR
NBRに水素を添加したもので耐油性、耐熱性、耐候性、耐摩耗性に優れていて悪いのは耐寒性くらいです。ただ、価格が高くなかなか手が出ずらい材質ともいえます。
一概に耐摩耗性のゴムといっても用途によって使い分けがされ選定できるようになっています。
もうすぐゴールデンウィークですね。東海地方では長期のGWを取る企業が多く平均で10連休と言われています。今年から秋にもGWのような長期連休があって年間休日が増える企業が多いようです。
先週の社内勉強会でも取り上げたのですが岐阜県に『未来工業』という電材メーカーがあって(東海地方ではかなり有名な企業さんなのですが)そこの年間休日はなんと140日!もある、という話をしました。休日の多さだけでなく利益率も高くて営業利益率は12%を超えています。
そんな話を聞くと「本当かよ~」と思ってしまいがちですが、おおむね本当のようでどのようにしてそれだけの時間効率を稼ぎ出しているのか非常に興味があります。
弊社でも時間効率は非常に重視していてこの3年で年間休日が20%増え、残業時間も少なくなってきています。良い仕事環境を作ることが良い仕事ができる、そう考えています。
金属や樹脂にゴムを強固に接着したい場合に接着成形(インサート成形とかゴムライニングとも呼びます)という技術があります。
①まず、接着したい相手物(金属や樹脂)にゴムを接着するための専用の接着剤を塗布します。
②そして接着剤を付き易くするためにエージング(加温)します。
③相手物を金型にはめ込みゴムを流して成形します。
④仕上げ検査をして完了。
という流れです。専用の接着剤を塗布してから金型にはめ込んでゴムと接着成形することで、接着剤が温度と圧力に反応して相手物とゴムとを強固に接着します。
相手物やゴムの材質によって接着剤の種類を変えたり塗布方法やエージングの条件を変えたりして接着がより強固なものとなるように選択します。ここが各社ノウハウで接着成形の経験や知識が問われます。
接着成形は量産時の品質管理が非常に重要で相手物や接着剤の環境管理(温度、湿度など)が強固に接着するためにとても重要です。それゆえに接着成形は実績のあるメーカーに依頼することが多いようです。
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