もっと知りたい!ゴムのこと 特殊ゴムパーツ
こんにちは!代表の久納です。
今日はゴムの耐摩耗性についてお話しします。
検索エンジンで『ゴム 耐摩耗性』と入れるとウレタンゴムというゴムが、ゴムの中では耐摩耗性に一番優れると書いてあります。
たしかにウレタンゴムの耐摩耗性はゴムの中でも随一で、摩耗性能を要求される様々な箇所に使われています。
またウレタンゴムの中でもドイツ製の”ブルコラン”という商品はかなりの耐摩耗性能を誇ります。(どれ位の違いがあるか気になる方は検索してみてください)
ただし、耐摩耗性の要求に加えて、耐熱性、耐水性、耐油性、耐スチーム性、などなどの他の要求がある場合は注意が必要です。
ウレタンゴムは耐摩耗性能はゴム随一ですが、上記の特性はあまり強くありません。
例えば、環境温度130℃の中での耐摩耗性、や、常時水(油)に浸かる、もしくは常時水(油)が掛かる環境での耐摩耗性、はたまた高温高湿下での耐摩耗性、などという要求値が必須であればウレタンゴムは選定から外れます。※別のご提案できる配合がありますので詳しくはお問合わせください
また、規格品のゴムシートから切削で作る場合も要注意です。
数量が少なければしょうがない場合もありますが、切削品は金型成形品と比較して耐久性能は落ちるので求めている耐摩耗性に達しないこともあります。
どんな要求値がある場合でも同じなのですが、ゴムは弾力性が特徴の素材ですので他の素材と比べると耐久性(ライフ)は短いのです。そこを考慮に入れてどのようなご提案をするのかはお客様からのヒアリングが最も重要です。
ゴム部品の耐摩耗性について、出来るだけ高品質で、出来るだけ安価なものを検討されている方はぜひ一度お問合わせしてみてください。
それではまた来週!
Tブです。
GWも終わり、慌ただしい日々が戻ってまいりましたが
皆様、GWは如何お過ごしでしたでしょう。
私はというと、何も特別なことはしておらず
ただただ呑み・喰い・ぐた~の連続で太りました(/_\)残念
今回は、ゴムって一言で言ってますが何なんだろ~?
その1です。
なぜ、伸び縮みするのか について少しだけ
引っ張ったり、押したりすることで変形し、その力を取り除くと
ほぼほぼ元の形に戻りますよね。
こういったゴムの性質をゴム弾性と言いゴム特有の性質です。
ここでなぜ伸び縮みするかですが・・・
ゴムを成形している分子は紐状で、
熱と圧力を加えることで分子同士が結びつき
その分子が絡み合って(ミクロの網のように)できている為、
変形し、元に戻ろうとするのです。
この特性を活かし、橋桁やビル、建物の免震や緩衝ゴムなど
様々な特殊ゴムパーツが世の中で役立っています。
皆さん、こんにちは!
代表の久納です。
ゴムの耐熱性能ってどの程度なのか?というご質問をよく受けたりします。
素材によって違うので一概には言えないのですが大体下記のようなイメージでお答えします。
NBR 120℃
CR 100℃
EPDM 130℃※過酸化物加硫は150℃
シリコン200℃
フッ素 250℃※三元系は若干落ちる
アクリル160℃
ウレタン100℃
パーフロ280℃
※これらは保証値では御座いません
ただ、ご使用環境に相当左右されますので、その辺りのことをお聞きしています。
例えば、湿度が高いor低い、薬品やオイルに浸かる、常に空気に触れるor触れない、です。
また、一番お聞きしたいのがどのレベルの耐久性を求めているのか?です。
1年持てば良いのか、10年持てば良いのか、で全くご提案する素材やコストが違ってきます。
この辺りを加味してどの素材を選定したら良いのかがメーカーの腕の見せどころです。
お客さまによってははっきりと使用環境が定まっていらっしゃらない場合もありますので推測値で進めていかなければなりません。
営業は特にこの辺りを即座に回答できるよう日々努力しています。
今回は耐熱性のお話でしたが、耐薬品性、耐油性、耐候性、耐寒性、などなど様々な条件下のなかでゴム部品は使われています。
お問合わせ頂く中で現状使っていらっしゃる物があまりにもオーバースペックな素材を選定されていらっしゃる場合も多いです。
是非とも信頼できるメーカーにお問合わせされることを強くお勧め致します。
それではまた来週!
Tブです。
桜も咲き始め、もうすっかり春ですね~
風さえなければ暑いくらいの気温になる日もあり
弊社のプレス機で生産している成形工場では
プレス機からの熱と合わせ、暑さが辛い時期になってきました。
プレス現場で作業してくれている従業員たちには感謝です。
さて先日、新規品の立ち上げトライで
協力メーカーさんへ、お客様と同行してまいりました。
弊社も含め、ゴムメーカーは自社生産するにあたって
製品的、数量ボリューム的に得意不得意があるものです。
今回訪問した協力メーカーさんは、
分類的には、どちらかというと弊社では得意としない
大きな製品(両掌以上の大きさ)で数量もそれほど多くなく(10~100個程)を
最も得意としていらっしゃいます。
又、先日も紹介させて頂いた
熱盤1メートル以上のプレス機を
保有されています。
その他、協力メーカーさんの中には、
合成ゴムよりシリコンゴムを得意とされているところや、
一般的な黒色ゴムより白や透明、色ものを得意とされているところ、
今回訪問したメーカーさんとは反対で、
米粒のような小さなものを得意とされているところと様々です。
こうして得て不得手をカバーし、協力体制を組むことで
より品質の高く・よりコストパフォーマンスに優れ・ご希望納期に
お応えできる製品を、ご提供できております。
協力メーカーさんにも日々感謝です。
これからも、価値を認めて頂ける製品のご提供ができるよう
努力の毎日です。
ゴム製品でお困りの際には
一声お掛け頂けましたら シールパッキン.com が
お応え致します。
皆さんこんにちは!
代表の久納です。
今日は全国的に寒の戻りで寒いですね~
ここ名古屋は風も強くて寒さが身にしみます。
皆さん、風邪などに気を付けてくださいね。
ところで、ゴムの特殊品のなかで最近引合いのあるなかに、ジャバラブーツ、という部品があります。
こんな感じのものです。
皆さんもどこかで見かけたことがあるのではないでしょうか?
パッキンやOリング、ガスケット以外に、こういった製品も得意としています。
形状を見るとやり難さは何となくおわかりだと思いますが、弊社はこういった形状でもかなりの実績がありますので難なくこなします。
なかには複雑なジャバラ形状でさらに成形征の悪い材質(フッ素やH-NBR、アクリルなど)で作れないか?というお問い合わせもあり、そういった素材でも出来る限りご対応させて頂いています。
こういった生産技術力の必要な製品は腕の見せ所ですね。
金型構造や材料配合、安定して作れるような治工具などなど、工夫する余地はたくさんあります。
『なかなか作るところが見つからないな~。こまったな~』とお困りの会社様は一度お問合わせ下さいませ!
それではまた来週!
Tブです。
関東甲信越では2週続けて例年にない降雪で
交通への支障が続いているところもまだまだあるとか
弊社も今日着のゴム材料の着日程がでてこない状況で・・・
今日の雪予報が外れて、ホッとしていらっしゃる方々も多いことでしょう。
私も先週は長野出張で名古屋では味わえない良い経験をしてきました。
今週も雪予報の中、中国・近畿に出張でしたが
思っていた程の障害もなく助かりました。
今週の出張は、
協力工場視察で、弊社設備では対応不可能な
大きな盤面のプレス設備を保有していらっしゃる
企業様に今後の協力体制をお願いすることができたことと、
久しぶりに同業他社の工場を見せて頂いて
大変刺激になり有意義なものでした。
今まで550mm角以上の金型で製造するゴム部品は
自社で製造できず、お断りすることが多くなっていましたが
今後は1000mm以上のサイズのゴム部品もご提供することが
可能になりました!!!
お困りの皆様、是非ともご相談下さい。
お待ち致しております。
みなさん、こんにちは!
代表の久納です。
シールパッキン.comもこの4月で丸6年が経とうとしています。
ここまで続けてこれたのも皆さまのお陰だと思っております。
引き続き今後ともシールパッキン.comを宜しくお願い申し上げます。
さて、話は変わりまして数あるお問い合わせの中に「ゴムの表面を滑りやすくすることができないか?」というようなお話を頂くことがあります。
一般にゴムの表面は滑りにくく、ゴム素材という高機能性は必要としながらも、例えば組付性の向上などで表面を滑りやすくしたいというニーズがあります。
そういったときの方法としてはいくつかあります。
① 表面コーティング
フッ素樹脂などを表面にコーティングして滑りやすくします。
コスト:高 滑りやすさ:高
※コーティングにも色々な方法があります。それによりコストや滑りやすさも変わります。
② 元々が滑りやすいシリコンやNBRなどに素材を変更する
コスト:低 滑りやすさ:低
※含油性のものを選択すればコストはそれほど変わらず滑りやすさは向上します。
③ 弊社独自配合の超低摩擦ゴムに変更する
コスト:中 滑りやすさ:高
※表面コーティングしたものとそん色ない滑りやすさでコスト的には抑えられる方法。
一口に滑りやすくすると言っても方法は色々なので、お客様の用途や要望をお聞きし、最適なご提案をすることがシールパッキン.comの強みです。
お気軽にご相談くださいませ!
それではまた来週~!!
Tブです。
ここのところ少し暖かいと感じられるような日が続いていますね。
寒いのは苦手なので、このままの気温であることを願いたいです。
今週に入り以前にお受けした新規品の金型が完成し量産や試作の
初品トライが数点立て込んでいます。
トライを自分でしてしまうつもりでいた・・・
そんな矢先、車から降りた時に腰に嫌~な感覚が!
少しすると酷い腰痛(+_+;)
普段なら片手で余裕で運べる重さのものも
恐る恐る持ち上げる感じで、階段の上り下りなんて不可能。
以前、何度もギックリ腰になっているんですが
ギリッギリでならなかった、あとひと押しの感覚です。
運が良いのか? 悪いのか?
でも、受注させて頂いた新規品の納期は明日。
老体に鞭打ちます。
今回の新規品は、
納期までもタイトで、
特殊材料のものや、
一般的なパッキン形状でないものばかりですが、
スタッフ皆の協力もあり、問題なしです!!
親切丁寧、迅速対応、が売りですので
皆様、御困りごとが御座いましたら
ご相談お待ち致しております。
今、あるお客様のご依頼で
低硬度ゴムの試作をしております。
防振用のゴムでEPDMの硬度A10を選定しております。
硬度A10という硬さはゴムの中では超低硬度となります。
弊社実績の中にはA5というものもありますが
このような低硬度にするにはやはり、他のゴム性質のいくらかを
犠牲にして作りだしているので
ただ、性質的にこの低硬度を選べば良いという訳にもいきません。
成形性も悪くなる方向なので、コストも通常の硬度より
高価になってしまいます。
昨日に引き続きまして
またまた、Tブです。
((+_+))
やってしまったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ
以前、ご紹介したと思います
ブログ当番の目印でまわしている
緑色の開運招福招き猫を
スタッフRに渡し忘れて
今日も参上
残念なおっさん(;×_×)
昨日、お客様のところで話しこんでて
帰りの車中 20時くらいに、ふと招き猫渡したっけ?
と思いはしたんですけど…
時すでに遅しでした~~~~
そのお客様は
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