もっと知りたい!ゴムのこと

もっと知りたい!ゴムのこと  

二次加硫

ゴムには二次加硫という工程があるものがあります。

主にシリコーンゴムに対して行う工程です。

目的としては、低分子量シロキサンがゴム成分内に残留してしまう

のですが、これを高温で長時間加熱処理することにより、

揮発させゴム成分の中から除去をする工程なのです。

これらは、シリコーンの原料であり、

オイルや加硫ゴムなどのシリコーンゴム製品となった後にも微量に

残ってしまうものです。(不純物ではありません)

使用用途によっては厳しく管理を求められるケースもありますが

材料メーカーの推奨の条件にて揮発させることによって

問題なくご使用頂ける状態にして出荷させて頂いております。

他の材質でも(フッ素ゴム、アクリル、H-NBRなど)

必要な材質もありますし、加硫方法によってはEPDMなどでも

二次加硫が必要なケースもあり得ます。

物性を安定させるためや、きつい匂いを飛ばすためであったり

いろいろな用途で利用することもあります。

時間は1時間~4時間程度が平均ですが、

長いものですと24時間入れるようなケースもあります。

いろんなサイズの釜がありますが
こちらはシリコーン用で小さ目のものです。

釜1

こちらは大き目の釜です。
弊社ではフッ素ゴムや、過酸化物加硫のEPDMなどを
いれております。

中身1

ゴムにはいろんな工程がありますので

いろいろ紹介して行きたいと思います。    K.O
その他|2014/07/21 Mon

ゴム耐熱

Tブです。


台風8号が東海地方にも近づいています。

沖縄、九州では被害もでているようなので

皆さん充分に警戒し、お気を付け下さい。




さて、今回は耐熱について・・・

そもそもゴムは、それほど熱に強くないもの。

熱によって架橋、硬化しますが、

ある一定の温度を超える熱により分子の鎖は劣化し切断され、

軟化したり、機械的性質が低下し、変形し形状を保てなくなってしまうからです。


ゴムの種類によって耐熱温度は異なりますので、

使用温度環境によっての材質選定が必要です。


耐熱温度には、

耐熱限界温度 と 耐熱安全温度 と言われる2分類があり

・耐熱限界温度は… 短時間で物性を損なうことなく耐える温度。

・耐熱安全温度は… 使用される環境下で物性を損なわず連続して使用可能な温度。

となっています。


また、熱に関わるもので

難燃の規格があり、その尺度として規定の試験方法により

UL94 と言われるものがあり

94-V0、94-V1、94-V2、94-HB 

の(優れたものから)順に等級わけされます。



耐熱・難燃ともに、ご使用の環境をお聞かせ頂き

より良いご提案をさせて頂きます。

お気軽にお問い合わせ下さい。
その他|2014/07/10 Thu

耐摩耗性のゴム

こんにちは!代表の久納です。




今日はゴムの耐摩耗性についてお話しします。




検索エンジンで『ゴム 耐摩耗性』と入れるとウレタンゴムというゴムが、ゴムの中では耐摩耗性に一番優れると書いてあります。





たしかにウレタンゴムの耐摩耗性はゴムの中でも随一で、摩耗性能を要求される様々な箇所に使われています。


またウレタンゴムの中でもドイツ製の”ブルコラン”という商品はかなりの耐摩耗性能を誇ります。(どれ位の違いがあるか気になる方は検索してみてください)



ただし、耐摩耗性の要求に加えて、耐熱性、耐水性、耐油性、耐スチーム性、などなどの他の要求がある場合は注意が必要です。




ウレタンゴムは耐摩耗性能はゴム随一ですが、上記の特性はあまり強くありません。



例えば、環境温度130℃の中での耐摩耗性、や、常時水(油)に浸かる、もしくは常時水(油)が掛かる環境での耐摩耗性、はたまた高温高湿下での耐摩耗性、などという要求値が必須であればウレタンゴムは選定から外れます。※別のご提案できる配合がありますので詳しくはお問合わせください





また、規格品のゴムシートから切削で作る場合も要注意です。

数量が少なければしょうがない場合もありますが、切削品は金型成形品と比較して耐久性能は落ちるので求めている耐摩耗性に達しないこともあります。




どんな要求値がある場合でも同じなのですが、ゴムは弾力性が特徴の素材ですので他の素材と比べると耐久性(ライフ)は短いのです。そこを考慮に入れてどのようなご提案をするのかはお客様からのヒアリングが最も重要です。



ゴム部品の耐摩耗性について、出来るだけ高品質で、出来るだけ安価なものを検討されている方はぜひ一度お問合わせしてみてください。



それではまた来週!
特殊ゴムパーツ|2014/07/09 Wed

忙しい忙しい・・・

スタッフKです。

非常に忙しいのです!
なぜかと言いますと、生産量が増えているからなのです。
最近はあまり多く在庫を持つ事をしていなかった弊社ですが、
生産の都合が納期に振り回される事が多くなり、
在庫をしっかりともってロスを省こう!という試みからです。

で、在庫をもつためには工場のスタッフには残業をお願いしなければいけなく。
成形工場は夏はクソ暑い!余裕の40度超え!というのは
何度かここでも書いた気がするのですが、
本格的な夏がやってくる前に出来るだけやっておこうと。
真夏に毎日2時間残業とかは本当に体がしんどいですからね・・・。

そんなこんなで生産量が増えると社内的なトラブルも少しずつ増え。
僕や製造の管理者連中はバタバタと走り回る毎日なのです。
まあでもトラブルもあったけど良くなった事もたくさんあったので
収穫量は多い月でした。7月に活かせるようにしなくては。

今日はお客さんの工程監査もあってこれまた忙しい日でしたけど
新しい仕事の話もたくさんあって飽きない毎日ですね。
あとはスムーズさの確保を重点において・・・明日も頑張ります。
経営・工場|2014/06/25 Wed

W杯

こんにちは
スタッフRです

みなさん、見てますか?W杯(*゚▽゚*)!!
地球の裏側で行われているので
寝不足、という方も多いのではないでしょうか

私は…残念ながら
あまりリアルタイムでは見られていません

そんな中、今日はギリシャとの試合が朝7時から!
これは見るしかない、ということで
いつもより早く出勤してスタッフ数人で観戦しました☆
途中までですが…

やっぱり、一人で見るのとみんなで見るのとは違いますね♪
朝から緊張で肩に力が入ってしまいどっと疲れが出ましたが
大勢で見ると楽しさ倍増ですね

結果は残念ながら引き分けでしたが
小さな光を信じましょう!

次回は是非とも、ダイコーゴム製のボールで( ̄ー ̄)ニヤ...

          ☆スタッフR☆
その他|2014/06/20 Fri

ゴムって

Tブです。

東海地方も梅雨入りし

はっきりしない天気が続いていますね

このジメジメの暑さなんとかなりませんかね~




次回につづき

ゴムって一言で言ってますが何なんだろ~?

その2です。


皆様が日常で触れることが多いゴムというと

タイヤや輪ゴム、消しゴムでしょうか?



タイヤは道路との摩擦に耐えるため、

様々な工夫がなされていますが、基本中の基本の薬剤として

カーボンブラックというものが多量に混ぜ込まれています。

ブラックというだけに真っ黒な粉で、補強剤です。

これを入れることで黒くなり、ゴムが強くなります。


輪ゴムは天然ゴムで出来ているものが主流ですが、

天然ゴムは一般的に耐摩耗性など力学的性質が良いとされています。

長期間、一般環境で保管しておいたものを

伸ばすと切れてしまったりすると思いますが、

これは、耐オゾン性に劣ることによるものです。



消しゴムも、

むか~し昔は天然ゴムで作られていたことがあったようですが、

現在ではゴムのような樹脂製のものが主流でしょうか。



使用環境によって様々な種類のゴムが御座います。


シール・パッキン.comでは

お客様のご希望やご相談に合ったゴムを

ご提案させて頂いておりますので、

お気軽にお問い合わせ頂けますと幸いです。
その他|2014/06/09 Mon

ゴムの技術

こんにちは!代表の久納です。



このブログ、なんだか随分ご無沙汰になってしまいましたね。。。




僕の番だったのですが、忘れ、いや書く時間がなくここまできてしまいました。(汗)





お陰様で最近はアベノミクスの影響か、ネットからのお客さまも、既存のお客さまからも、多くの引合いを頂いております。


本当にありがたいことです。


ただ弊社はかなり前からアナログ的なところもウェブ等でのデジタル的なところでも発信はしていて社員一丸となってやって来たという自負も実はあります。



自分たちが自分たちの出来ることを発信していくことは本当に大切なんですね。






何が出来るのかを明確にお伝えしていくことで皆さまがそれを発見しお問合わせに繋がっていく、そんな流れがしっかりと出来ていて僭越ながら今のような環境があるのだと思っております。




それもこれもお客様が弊社のことを注目したり、発見したりしていただいて初めて成り立つことなので、やはりお客さまあっての弊社だと再認識しております。





しかしそういったご期待を裏切らない実力というものは、日々の努力の積み重ねでしか成しえないと考えています。




また積み重ねているものの密度もすごく重要だと思っています。




シンプルに考えると、凝縮された体験を日々どれだけ積み重ねることが出来るのか、が真の実力になっていくということです。




ゴムの世界は製造業としてはニッチでアングラな業種とも言えます。


お客さまの大半はゴムのことが良く分からず、しかしこれまでの付き合いのある会社がこれが良い、と言ってきてるから、じゃあそれを採用しよう、みたいなことをご経験されています。



ゴム業界の悪いところですが、ゴムとは特殊なもの、という概念があり、またそれを利用して過剰な利益を得ている会社もけっこうあると思います。



僕は以前から業界のそういった風潮に嫌気がさしていて、スタンダードなものはスタンダードですよ、スペシャルなものはスペシャルですよ、とお伝えしてきました。




なのでネットのお問い合わせも「ちょっとおしえてほしいんだけどさ~」みたいな方にもしっかりと教えちゃいます。




ちょっと電話で教えたくらいでその会社が世の中から必要とされないのなら、本当はその会社は世の中に必要とされてないのかもしれません。




だから技術知識は基本的に全部お伝えしています。でも知識を得ても実行が伴うかは別物ですからね。



そこに弊社の価値があると思っています。社員全員がそのことを理解してお客さまと接するよう、日々精進しています。






つらつらと思ったことを書きましたが伝わりやすかったでしょうか?(笑)ダメ?そうですか。。。

もっと上手に伝えることを勉強しなきゃね。。。




それではまた来週!
経営・工場|2014/06/06 Fri

たまにはみんなで

スタッフKです。

先週の土曜日に超久しぶりの社員旅行に行ってきました。
ちゃんとした社員旅行は・・・4~5年ぶり?
日帰りのバス旅行で近江八幡を散策したり、
電動ろくろを回して陶芸体験・・・なんてのをやってきました。

普段はがっつり仕事をして、その後がっつりと息抜きをする、
というオンとオフの使い分けをすると休みの後の仕事も
また捗るっていうもんです。

普段仕事の中では出来ない会話とか行動とか、
色んな楽しみ方があったんじゃないかな、と。
ここでのコミュニケーションが仕事にも生かされてくると良いですね。

さて5月ももう終わりなのですが6~7月は非常に忙しくなりそうです。
製造部は社内的な歩留まりを上げつつ、今は老朽化している
機械や設備の修理・買い替え検討なんかもやっています。
新しい物を買うにはお金が必要・・・必要なお金は自分達で作る、
こういった事にも社員全員が目を向け始めたのは良い事です。

やっぱり良い機械で安全に仕事をしたいですからね。
しっかりと仕事をして色々と良い物を揃えていきたいものです。
その他|2014/05/28 Wed

コミュニケーション 大事です

こんにちは
スタッフRです

先日、社員旅行に行ってきました
ダイコーゴムでは久しぶりの社員旅行
私は初の社員旅行でした

近江八幡に行ってきたんですが…
大事です、コミュニケーション

製造部は特に、つながりが大事だなと思います
自分のことだけではなく、広い視野で
周りのこと、つながりを気にかけることが必要です

もちろん社内でのコミュニケーションも必要ですが
仕事から一歩離れたところで関わると違った一面が見えて
仕事でのコミュニケーションがとりやすくなったりします

そんなにアクティブじゃないイメージの人がはしゃいでいたり
普段そんなに笑わないイメージなのによく笑っていたり


私もまだまだ視野が狭いので、もっと広い視野で
まわりとの繋がりを意識できるようにならなければ

6月、7月はおかげさまで忙しくなりそうなので
協力体制強化で!!!


                ☆スタッフR☆
その他|2014/05/26 Mon

ゴムって

Tブです。


GWも終わり、慌ただしい日々が戻ってまいりましたが

皆様、GWは如何お過ごしでしたでしょう。

私はというと、何も特別なことはしておらず

ただただ呑み・喰い・ぐた~の連続で太りました(/_\)残念




今回は、ゴムって一言で言ってますが何なんだろ~?

その1です。



なぜ、伸び縮みするのか について少しだけ


引っ張ったり、押したりすることで変形し、その力を取り除くと

ほぼほぼ元の形に戻りますよね。

こういったゴムの性質をゴム弾性と言いゴム特有の性質です。


ここでなぜ伸び縮みするかですが・・・

ゴムを成形している分子は紐状で、

熱と圧力を加えることで分子同士が結びつき

その分子が絡み合って(ミクロの網のように)できている為、

変形し、元に戻ろうとするのです。


この特性を活かし、橋桁やビル、建物の免震や緩衝ゴムなど

様々な特殊ゴムパーツが世の中で役立っています。
特殊ゴムパーツ|2014/05/09 Fri
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