もっと知りたい!ゴムのこと ゴムパッキン
こんにちは。スタッフIです。
久しぶりにブログを書かせてもらいます。
今年も夏が始まり猛暑の厳しい日々が続いておりますが
皆様いかがお過ごしでしょうか。
今回はダイコーゴムにて今期よりグループ会社として
運営させていただいております冷凍バリ取り加工について私自身運営に関わっておりますのでご提案出来ればと思い書かせてもらいます。
以前のブログでも冷バリ加工についてはご紹介がありましたので
原理については省略させてもらいますが、
窒素ガスの冷熱によりゴムを脆化(凍らせて脆くさせる)させてメディアと言われる細かい樹脂を製品に投射させバリを取る工程となります。
一般的なバリ取りの方法としては、人海戦術による手仕上げがごく一般的な工程となりますが、人の能力に依存する事から品質がバラつきやすい、人の確保が必要な事から一度に大量な加工ができない等のデメリットがあり
また品質規格も年々厳しくなっておりバリゼロに近い要求も多くなってきていたりする事から人の手作業での除去にも限界があります。
冷バリ加工のメリットとしては、
①除去跡が均一にできる事②一度に大量処理が可能になる事③バリゼロに近い規格まで対応可④人の手では仕上げ難い形状のバリ処理も可能となります。
また通常のバリ取りの他にも、金属を圧着したゴムのバリ除去、色物の製品等
の実績もありますので是非お困りごとがあればご相談いただければ、
皆様のお力になれると思います。
お見積りのご相談やお困りごとのご相談は、
ダイコーゴム、サンテックどちらでもご対応させていただいておりますので
お気軽にお問い合わせください。
こんにちわ。スタッフのIです。
東海地方も梅雨が明けいよいよ夏本番といった感じですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
最近、僕は昔からの趣味でルアー(疑似餌)と呼ばれる物で魚を釣る手法のルアーフィッシングにハマっていて、たまに釣りに出かけたりします。
そんなルアーだったり釣り道具にも実はシリコンのゴムであったりOリング等、たくさんのゴム製品が使われていたりします。
学生の頃は、自作でルアーが出来たらとかいろいろと考えていたんですが実現できずまさか自分が将来的にゴムのメーカーで当時は働くとは考えてもいなかったので今は実現できる環境で仕事をさせていただいているのでいつか実現したいです。
その時には、またこちらのブログで紹介できたらなと思います。
ダイコーゴムではシリコン含め様々なゴム製品の製造を承っております。製造部としてもより良いものづくりに励み、日々精進して参りますので今後とも宜しくお願い致します。
ゴムの製作のご依頼を頂く際に
寸法公差のご指示を頂くことがありますが
図面等で指示される寸法とまったく同じ寸法のものを作ることはできないため、
指示寸法と実際に作られた製品の寸法との間に誤差が生じます。
一般に、この誤差は使用上問題ない範囲、つまり許容差として製品ごとに決められてい
ます。
たまに、寸法公差規格JIS B 0405を適用した図面を頂くこともありますが
こちらは金属加工を想定して使われることが多く、ゴムなどにも
適用しても良いと受け取れる書き方をされているので間違いではないですが
実際には金属などと性質が違い、ゴムはこの規格内では管理することは
妥当ではないと考えております。
そこでたいていのゴムメーカーでは
工業用ゴム製品寸法公差表(ドイツ技術者協会:VDI-2005)というものを
参考にご対応させて頂いております。
この中の中級や一般交差となっているものがゴムの切削加工の標準とすることが
多いです。ゴムの金型成型の場合ですと、精級や1級という項目を目安とします。
後は、製品形状、材質、要求事項、使用環境などをヒアリングの上で
ゴムメーカーの技術力や熟練度などによって、お打合せの上でご対応できる
範囲もございます。
弊社でも出来る限りのご対応、ご提案をさせて頂きますので
よろしくお願い致します。
K.O
皆さんこんにちは!
代表の久納です。ずいぶんとご無沙汰してしまいました。
ブログ当番目印の招き猫がかなり前から机に置きっぱなし状態。。。
申し訳ないデス<(_ _)>
さて、含油ゴムとタイトルに書きましたが、どんなものかご想像出来ますでしょうか?
そうです。読んで字のごとく、油を含んだゴムのことです。
元々、合成ゴムは石油(ナフサ)から出来ております。
なので合成ゴムには油が含まれています。
しかし油を飽和状態まで含ませると。。。成形後のゴムからジワジワと油が染み出てきます。
これを含油ゴムといいます。
普通ゴムは表面が滑りにくくなっていますが、含油ゴムは油が表面を覆っていてツルツルと滑りやすいので、組み付けしにくいような部品だったり、滑性が必要な個所に使われたりしています。
材質もNBRやシリコンなどある程度の選択肢があるのでご興味ある方はお問い合わせを。
今後はきちんとブログ書いていきマスね(-_-;)
それではまた次回!
皆さん、こんにちは!代表の久納です。
今回はEPDM(エチレンプロピレンゴム)についてお話ししたいと思います。
ここ最近、様々なところに使われているゴムがEPDMです。
三元共重合体なので、耐薬品、耐候性、耐オゾン性に優れ、比重も軽く、またそこそこの耐熱性も持ち合わせた非常に塚会いやすい素材です。価格はシリコンゴムよりも安価なので量産部品には非常に多く採用されています。
弱点は、耐油には向かず(天然系オイルは別)また機械的強度もそれほど強くはない。
ここまではネットで調べると大体出てきますね。
最近では従来の硫黄を使った加硫方法ではなく、有機過酸化物を加硫剤に使った、過酸化物加硫(パーオキサイド加硫とも言う)という方法あります。
基本的な特性は硫黄加硫と同じなのですが、硫黄加硫と比べて耐熱性の向上(150℃~180℃の高温下でもゴム特性を保持する)や圧縮永久歪率(ゴム試験片に圧縮歪を加えた状態で一定温度で一定時間経過後に圧縮歪を解放し残留した歪)の向上が挙げられます。
最近は自動車向けパッキンに多く使われるようになってきました。
EPDMはゴム硬度もバリエーションが広くて、ゲル状の硬度5HS~プラスチックのような硬さの90HSまで選択できます(但し、30HS以下や80HS以上については対応出来るメーカーは限られます)。
弊社での使用量も直近で1/3以上はEPDMになっています。
EPDMは耐性を特化して採用されることも多くて、特定の耐薬品に特化したものやシリコンに近いくらいの耐熱性を持たせたものなど、メーカーの特徴が出やすい素材でもありますので採用をお考えであればぜひ色々なメーカーに問い合わせてみることをお勧めいたします。
出来たらシールパッキンへお問合わせを(笑)!!
それではまた来週!!
みなさん、こんにちは!
代表の久納です。
GWも終わり今日から仕事始めの方が多いと思います。
ここ愛知県はト〇タ自動車さんの影響が大きく、6日から仕事をしているところが多いと思います。
どちらにせよ8月の盆休みまで全力で働き、休日を良いものにできるよう頑張りましょう!
さて、今回は角パッキン(角リング)のつぶししろ、という題名でブログを書こうと思っています。
OリングはJIS規格でつぶししろ(推奨ですが)定められています。(8%~30%)
では、角パッキン(角リング)はどの程度のつぶししろが望ましいのでしょうか?
JIS規格Oリングでも同様ですが、素材の圧縮永久歪率も大きく影響するため、参考までにですが5%~20%とお答えしています。
当然、シールしたい流体・気体が何か、や、内部の圧力、温度、などの環境、それからパッキンの相手側の勘合形状や素材、要求する耐久性能、などをお聞きし弊社のこれまでの経験値でお伝えしています。
よく『計算式は無いのか?』とのご質問を頂くのですが、残念ながらありません。
メーカー毎に保有する配合によってパッキンにとって最も重要なスペックの一つである圧縮永久歪率も異なってくるからです。
この圧縮永久歪率はシール性能や耐久性能を考えるときに非常に重要で、この数値が良いことは、イコールシール材に適していると言えます。
耐熱老化試験をして比較をするとはっきりと違いが分かります。
しかし昨今の設計ではオーバースペックな素材選定をする事も多くあり、シール性能及び耐久性能、と、コストのバランスを良く良くご検討された方がよろしいかと思います。
それとは逆に、コストを重視しすぎて、要求スペックに足りていない素材を選定している場合も最近多く見かけます。
メーカーとしては市場に受け入れてもらえるようなコスト提示は必要だと思っていますが必要以上のスペックダウンは命取りです。
日本製は品質で信頼を勝ち取って来たのでそういった案件は適正な素材でご提案をさせて頂きます。だいたい断られますが。。。(苦笑)
それではまた来週!
スタッフKです。
ゴム部品はほとんどの場合はバリ仕上げを手作業で行います。
製品とバリの境界線があるので引っ張れば製品の形状に
食い切れるようになっています。
先日久しぶりに作った製品の食い切りが悪く、なかなか手で仕上がらないので
ハサミを使ったのですが、これがなかなか大変で時間もかかるわけです。
元々手仕上げをしていたはずなのに何故だろう・・・
前々から仕上げ性の良い製品では無かったのですが、
なにかうまくやれないだろうかと色々考えてトライをやってみました。
結果、割りとあっさりと直す事が出来たのですが、
「昔はこうだったのでそのやり方はあんまり良くないんじゃないか」
など、やる前に色々とネガティブな情報も出てきたりするのです。
ただ最近思うのは、過去どういった経緯で条件出しをしたのかはさておき、
自分が立ち上げをやっていない製品は改めて条件を見直すというのは
大事だなぁと思いました。
結構簡単な事で今苦労している事が直ったりするんですよね。
知識・技術というよりは発想、に近い感覚なのかもしれません。
やる前からネガティブに考えるのは今後はナシにしたいものです。
それにしてもゴム成形というのは一筋縄ではいかないですね。
今は大きめの製品(所謂ゴムの塊のような物)の条件出しで
日々格闘しています。
より良い物が安く届けられるようにするのは製造部の頑張り次第。
精進します。
Tブです。
今週は冬が帰ってきたかのような寒さでしたが、
皆さん風邪をひかれていませんか。
私も風邪をひかないよう気をつけながら生きています。
ここのところ、めちゃくちゃ気になっていることなんですが、
今年に入ってから、
ダイオウイカ等の深海生物が捕獲されるニュースが
何度も流れていますが、
今までは海底で姿をみることもマレだったのに、
これほど頻繁となると、
明らかに異常ですよね。
今冬の例年降雪の少ないところでの
相次ぐ大雪も、そうですが・・・
何か大きな異変が起きる前触れ??
何かあった時の備えとして
富裕層向けなんでしょうが
簡易シェルターとか簡易潜水艇とか
個人用のものが多く販売されているようですが、
こういった気密性の高さが必要なところに使用される
パッキン は
高い精度が必要とされますが、
高精度のパッキンも
シールパッキン.com に
お任せ下さい。
こういった備えは
使う必要がないに越したことはありませんが・・・
お問い合わせの中で
シールパッキン.comのWEBサイトの中では
ほしかった情報やほしいアイテムがないというこで
お電話やFAX,メールでお問い合わせを頂くことが
非常に増えてきておりおます。
もちろん今後、情報の更新やサイトの改造も進めて行きますが
だいぶ弊社の活躍が地味に浸透してきている証拠なのかなとも
感じます。
平行して運営している「旧車FAN SITE」もそうですが
yahoo知恵袋などの情報交換の場で
ゴムの質問に対して弊社の2件のWEBサイトが紹介されている
回答を見つけたりすると嬉しくなります。
たった一つの回答が、たった一回の電話対応が
現代のネット社会では大きく社会評価を左右することが
多いですが、我々のような小さなネットショップでも
それは同じことでしょう。
今後、よりご利用いただけるようにスタッフ一同で
邁進して参ります。
情報の更新の幅を増やしていく意味も含めて
ブログ以外にも加工事例紹介なども少しずつUPしていきますので
弊社の製品をいろいろご参考にしてください。
K.O
スタッフKです。
今月は非常に多忙で毎日遅くまで仕事をしながら、
なんとかかんとか回している状態です。
そろそろ体の疲れも溜まってきた所ですが・・・
まだ今月3分の1しか終わってないんですね。。。
そんな中で久しぶりに試作品の成形をやってきたのですが、
既存品を新しい設計の金型で打ってみたのです。
これがなかなかしんどくて。
以前の金型の良くない部分を色々と修正したりして、
物の出来栄えは凄く良くなったのですが、
金型から製品を取り外すのに物凄く苦労するという。
良い物を作る為には成形の条件だったり、材料の使い方だったり、
色々と工夫する部分があるのですが、金型の設計というのも
その一つで、これがうまくいっていないと製品自体がうまく
作れなかったり、今回のように取り外しに苦労したりして
工数が余分にかかってしまったり、作業者の体力を奪ったりします。
まあ今回は試作をしてみて色々と掴めたので、
また次回に向けて修正をかけるつもりです。
最初からうまくいく事ってそんなに多くはないので、
こういう事を積み重ねて自分の経験値にしていくしかないですね。
さて20時を回りましたが・・・まだまだ仕事です。頑張ります。
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