もっと知りたい!ゴムのこと 2009/05
ハイブリット自動車のインサイト(ホンダ)が4月の販売台数で首位となりました。トヨタのプリウスも5月18日発売に向けて予約を受け付けていて、予約台数がすでに4万台とも言われています。
自動車不況のいま好調なのは、軽自動車とハイブリットカーだけですが、これが一般の車種にも波及してくれると助かります。ダイコーゴムでも5月に入って自動車部品も下げ止まった感があり、本当に少しずつですが回復していることを実感しています。
前向きに動いていくことが何よりも大切だとこの不況で学びました。
昨日は全国的に30度を越える真夏日が相次いで、名古屋も30.6度を記録したようでまるで夏を思わせるような一日でした。
私も朝から子供たちと公園で野球の練習をしたのですが、午前中だというのに暑くて1時間もしたら汗だくでした。今年の夏はどうなってしまうのでしょうか?
ところでゴムの成形機は加硫をするために180℃前後に加温されています。これが真夏になると作業者を苦しめていて、その暑さは工場内に蜃気楼ができるほどです。
私も成形をしていた10年ほど前の真夏に体重が8kgも減り、体脂肪率が5%!になりました。究極のダイエットですね。。。作業を終えた後、体に乾燥した汗の跡をみて、汗のなかには塩が含まれているんだ、と実感したのを覚えています。
今年もまた暑い夏がやってくるのですね。
水道水の中には消毒のため塩素が含まれています。(残留塩素といいます)その含有率は地域や季節によって変わるそうですが20~30年前に比べて残留塩素が増えています。
水周り周辺には様々なゴム製品(ゴムパッキンなど)が使用されていて、この残留塩素がゴムパッキンに対して侵食することがあります。ゴムパッキンの材質によってどうなるかは変わりますがひどいものはゴムの中に含まれているカーボンが溶け出して水道水が黒く濁ったり(黒水といいます)パッキンがひび割れてしまって水漏れしてしまうことがあります。
水周りのパッキンに使用されていたゴムとしては、SBR、EPDM、シリコンなど様々ですが、現在は残留塩素に対して強い特性を持ったゴム材料が注目されています。このゴムはEPDMをベースとして黒水やひび割れを起こさないよう工夫された材質です。
水周りのゴムパッキンは非常に耐久性が重要です。もしもひび割れや黒水が発生すれば重要な市場クレームとなります。そうなる前にゴム材質の変更をお勧めします。
ゴムパッキンはどのような点に気をつけて探せば良いでしょうか?
・使用環境(オイルや薬品を使用、温度、ゴムへの負荷など)
・ゴムパッキンのどこでシールしたいのか
・使用数量
・希望する耐久性
使用環境でゴムの材質を選定して、どこでシールをするかによって形状が決まります。最後に使用数量と希望する耐久性によって製法を決めていきます。
最近はネット上でも様々な情報が沢山あってどんなキーワードで検索すれば良いか非常に迷います。
そんなときには上記のようなポイントに留意してキーワードを検討すると良いと思います。
長かったゴールデンウィークも終わり今日から仕事ですね。弊社でも今年のGWは12連休で過去最長でしたので休みボケが心配です。。。
個人的には昨年末から非常に忙しかったので今回の連休で心身ともにリフレッシュができて、今日からまたがんばろうと気力が湧いてきています。
ほとんどを家で過ごしたのですが5月2日に長野ノスタルジックカーフェスティバルへ行ってきました。
長野ノスタルジックカーフェスティバル
https://www.nostalgic.co.jp/nagano.html
帰りにそばを食べて長野を満喫してきました。
レストラントレインギャラリー
https://w1.avis.ne.jp/~fukachan/resutoran/index.htm
この季節は新緑が清々しいですね。
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