もっと知りたい!ゴムのこと

もっと知りたい!ゴムのこと  

製品の変化

こんにちわ。スタッフIです。
先日まで残暑が厳しく暑い日々が続いていましたが
朝晩は寒くなり秋を飛ばして冬らしくなってきましたね。

成形の方は、200℃近いヒーターが付いた機械が複数台ありエアコンがついていても真夏は40度近くになるのでプレスに面してる作業者にとっては体感温度も下がりかなり作業者にとっては作業しやすい気候になってきたのかなと思います。昔はもっと暑かったと言うと怒られるかもしれませんが、私も成形の現場出身なので現場の暑さはすごく理解できますし今年の猛暑は異常だったのでそんな中頑張ってくれた成形の作業者の人達には感謝です。

涼しくなたとは言え季節の変わり目に気をつけないといけないのは
温度管理の部分ですね。
ゴム成形は材質により加硫温度の設定が決まっていますが、急激に外気温が変化するとその影響で金型温度が下がり柔らかい製品ができてしまったり、温度が高ければヤケた製品ができたりしてしまう事から温度管理をシビアにしていかなければなりません。
ここを疎かにすると不良品が大量に出来てしまったりバリ残りが多い等、品質面に大きな影響が出てしまいますので弊社では温度管理に公差を設けて表面温度計を使い作業の中で金型温度の測定を行い温度変化が無いように管理しています。
作ったのは良いが後から不良だらけバリ残りだらけではいけませんからね。

バリ残りに関しては、以前のブログでもご紹介させてもらいましたが弊社グループ企業のサンテックでは冷凍バリ取り機の事業を行なっておりますので自社製品のバリ残りも処理できるのが弊社の強みでもあったりします。

冷凍バリ取り機については現在キャパも十分に確保出来ておりますのでバリ残り等、他社様のお困り事を解決させていただいています。
製品ロットが多量な事から仕上げの手が足りずバリを纏めて取りたい、異形状で手仕上げが難しい、バリ残りの手直しで毎月コストがかかっているので冷バリ化したい等、どんなご相談でも良いのでお問い合わせいただければ皆様のお力になれるかもしれません。ダイコーゴム、サンテックどちらでもお見積もりやお問い合わせは承っておりますので是非お気軽にお問い合わせいただければと思います。
それではまた。
-|2023/11/15 Wed

自社製Oリング生産スタート

こんにちは スタッフOです。

弊社ではこれまで規格Oリングのお問い合わせにつきましては
在庫品のみ対応をさせて頂いておりました。

皆さん同じお悩みでご連絡を頂きますが、メーカー在庫の問題もあり、

今まで他社ですぐ購入出来ていた商品が

”納期が突然数カ月かかるようで困っている・・・”とのこと



弊社内でOリング生産の実績は以前からありましたので、
社内生産品でご注文に対応ができるよう、
少しづつになりますが、Oリングのラインナップも増やしていきたいと考えています。
続きを読む>>
-|2023/09/20 Wed

車検にて・・・

こんにちは、スタッフKです。

ここしばらくはゴムの作り方のお話などを書いてきましたが、
一転今回は定例報告とさせてもらいます。

はい、車を乗り換える事になりました。
またかよ、という感じですが、これが趣味なのでしょうがないのです。

次の車は若干希少車(希望仕様的に)だったので出てくるのに
時間がかかるだろうなぁ・・・と思ってたら現行車の車検満了が近づいてしまい、
乗れなくなるのは困るので仕方無く車検へ。

認定工場のディーラーなので車検は1日で終わりますが、
車検前確認してもらったところ・・・タイロッドエンドブーツが破れていて
中のグリスがほとんど出てなくなってしまっていたようです。
古い車(2002年式、21年落ち)なのでディーラーに部品在庫が無く
結局その日は車検を受ける事が出来ませんでした。

さすがに21年無交換だとこの辺りのブーツは破れますよね・・・
ブーツというゴム部品は蛇腹の部分が伸び縮みする事で
接続される部品が大きく動いても形状を追随させる事が出来る物です。
が、蛇腹の部分というのは結構薄くなっている事、経年劣化により
硬化してくると伸縮し辛くなり、結果破れてしまう・・・というのが
大体の破損の症状になってきます。

こういった蛇腹物のゴム部品、もちろん金型で成形するのですが、
成形した後に金型からそのゴム部品を取り外すのがなかなか大変だったりします。
金属や樹脂など、形が決まってしまっている製品だと蛇腹の形状などは
そのままの状態では製品を取り出す事が出来ないので、
金型側がうまく分解出来るような構造で設計をしてあげないといけないのですが、
ゴムに関しては伸縮する事が出来るので無理やり膨らませて取り外します。
これをゴム業界では「無理抜き」と表現するのですが、
製品の内部にエアーガンで空気を送り、製品が膨らむ事によって内部の金型のコマを
取り外したり、製品を引き抜いたりする事が出来ます。

ゴムの工場で大きな音で「ぴゅい~~~~ん」とか甲高い音が鳴っている時は
大体こういう蛇腹のブーツをエアーガンで無理抜きしている事が多いです。
風船から空気が抜けてくる時の音・・・みたいな感じでしょうか。

さて、翌週に部品が入庫し無事車検を受けたのですが、
その前日に急なタイミングで探していた車が見つかり、
車検で車預けたその足で次の車を見に行き、その場で契約をするという
無謀な行動を起こしたのはここだけの話です。
しかもその車、車検切れてたのでそちらでも車検費用が発生しました。。。

さて次の車は久しぶりのスポーツカーです。年齢的に、スポーツカーに乗るのはこれで最後かもしれません。
3.4L、295PSとなかなかのハイパワーマシンです。通勤専用車ですが・・・
当然ハイオク仕様なのでこのガソリン高のご時世、
かなり財布に厳しいマシンであるというのは自覚しておかなければいけません・・・
リッター6~7くらいでしょうか・・・
2007年式なので、16年落ち。ゴム部品はそれなりにヤレていると思われます。

それではまた。
ノスタルジックカー|2023/08/23 Wed

労働環境の改善

今年の夏は冷夏が予想されていましたがハズレたようですね。
名古屋市は暑い日が続いています。

私の業務は主に生産管理なので事務所でのデスクワークが多いです。
クーラーが効いていて扇風機があって快適です。
しかし1日に何時間かは現場に行きます。
そこにはエアコンはありません。
真夏は酷暑。
真冬は極寒。
季節を肌で感じることができる現場です。
今の季節は少し動けば汗が噴き出してきます。
ちなみにですが、
私は40代の元高校球児です。
“質より量の根性論”&“水飲むな”で昭和に鍛えられたので普通の人よりタフです。
なので、こんな過酷な環境の現場でも何の暑さ対策もせずに働いていたわけですが、
先日、会社から「ファン付きベスト」を支給してもらいました。
初めて着てみた感想は、
・風があるだけで体感温度が全然違う
・メンタル面も楽になる
・上着が汗まみれにならない
予想以上に優れモノです。
風力調節もできて、MAXは中々のパワー。
夏の定番アイテムとして多くの労働者の方が着用しているのも納得です。

今回「ファン付きベスト」は私も含めて現場作業をする複数名に支給されました。
安全衛生委員会の観点からも、働きやすい労働環境への改善と言えます。
ダイコーゴムはいい会社です。

私はすっかりお気に入りなので、
今ではクーラーの効いた事務所にいてもファン回して着ています。
風力はちゃんと最弱にしてます。

スタッフRS
-|2023/08/10 Thu

夏季休業日のお知らせ

日頃よりご利用いただきありがとございます。


夏季休業の期間を以下の通りとさせていただきます。

ご不便をお掛け致しますが、

何卒宜しくお願い致します。
 
 2023/8/12 ~ 2023/8/20


お問合せ頂きましたメールにつきましては

8/21より順にご連絡をさせて頂きます。


何卒よろしくお願い致します。
-|2023/08/02 Wed

冷凍バリ取り加工

こんにちは。スタッフIです。
久しぶりにブログを書かせてもらいます。

今年も夏が始まり猛暑の厳しい日々が続いておりますが
皆様いかがお過ごしでしょうか。

今回はダイコーゴムにて今期よりグループ会社として
運営させていただいております冷凍バリ取り加工について私自身運営に関わっておりますのでご提案出来ればと思い書かせてもらいます。


以前のブログでも冷バリ加工についてはご紹介がありましたので
原理については省略させてもらいますが、
窒素ガスの冷熱によりゴムを脆化(凍らせて脆くさせる)させてメディアと言われる細かい樹脂を製品に投射させバリを取る工程となります。
一般的なバリ取りの方法としては、人海戦術による手仕上げがごく一般的な工程となりますが、人の能力に依存する事から品質がバラつきやすい、人の確保が必要な事から一度に大量な加工ができない等のデメリットがあり
また品質規格も年々厳しくなっておりバリゼロに近い要求も多くなってきていたりする事から人の手作業での除去にも限界があります。

冷バリ加工のメリットとしては、
①除去跡が均一にできる事②一度に大量処理が可能になる事③バリゼロに近い規格まで対応可④人の手では仕上げ難い形状のバリ処理も可能となります。
また通常のバリ取りの他にも、金属を圧着したゴムのバリ除去、色物の製品等
の実績もありますので是非お困りごとがあればご相談いただければ、
皆様のお力になれると思います。

お見積りのご相談やお困りごとのご相談は、
ダイコーゴム、サンテックどちらでもご対応させていただいておりますので
お気軽にお問い合わせください。
ゴムパッキン|2023/07/27 Thu

ガチャガチャ・・・

昔と違って、今はガチャガチャの種類がものすごいですね・・・
子供向けのおもちゃのイメージでしたが、大人の方が夢中になってしまい、
気に入ったものを見つけてしまった日には・・
もちろん全種類コンプリートしたくなりますよね('Д')


価格も昔は100円か200円、今は400~500円!
つくりもしっかりしているし・・気に入ったものについては
財布の紐がゆるみます・・・。


子供が選ぶのはアニメのフィギア(1回500円( ;∀;))、
もちろん1回までですが(笑)・・フィギアのつくりもしっかりしていて
なかなかいいな・・と思ったんですが、
続きを読む>>
その他|2023/07/04 Tue

冷バリとは・・・

こんにちは、スタッフKです。

今回はダイコーゴムで新しく行う事になった事業、「冷バリ」について説明しようと思います。

正確には、元々弊社とお付き合いのあった株式会社サンテックという会社を
子会社化したという事なのですが、このサンテックで「冷バリ」事業を行っていました。
「冷バリ」という言葉は略語でして、「冷凍バリ取り」や「冷凍バリ取り加工」などが
正式な名称となります。

ではこの「冷バリ」とはどんな加工なのか?という所ですが。

ゴムやプラスチックなどを金型を使って成形すると、パーティングラインと言われる、
金型の合わせ目にどうしても材料が少量流れこんでしまい、製品側に残ってしまいます。
製品にする時にここを綺麗に仕上げるために、金型には「喰切」という加工を
施しておくのですが、喰切を除去しても小さな突起などが製品側に残ってしまう事があります。
これを「バリ」と呼んでいて、このバリの大きさの限度は規格や図面などで細かく指定されています。
バリがある事で正確な組付けが出来なかったり、漏れなどを防ぐためのシール機能が
損なわれたりする事があるからです。

一般的には喰切を除去する、残ったバリを除去するという工程は人が手作業で行っています。
当然弊社でもそれが当たり前となっていて、主に内職さんと言われるご自宅で作業をされる方に
除去作業をお願いしています。
ですが、例えばそのバリの大きさの限度というものは手のひらサイズの製品では一般的には
0.2~0.3mm程度の許容しかなく、小さなOリングなどでは0.1mm以下、という物もあります。
0.1mmですよ?1mmの10分の1ですからね。ほとんど残ってはいけないのです。
それを人間の手作業だけでやれるのかと言えば・・・金型の仕様だったり老朽化だったり
材料の特性だったり色々あるのですが、やはり難しいものは難しいのです。

そこで、そういった細かいバリを除去しなくてはいけなかったり、単純に人の手が確保出来ないので
まとめて機械で処理をしたい、という事を実現したのが冷バリ、という事になります。
古くからあるやり方ではあるのですが、工程として少し特殊な作業になるので
一般的なゴム屋さんが自前で設備を持ってやるにはなかなかハードルが高く、
サンテックのような専門業者に頼む方がコストメリットが出るので主流な方法となっています。

さてここまでは前置き。

冷バリは、専用の機械を使用します。「冷凍」と名の付く通り製品を凍らせます。
実際には機械の中に液体窒素を流す事で冷熱を利用して庫内と製品の温度を下げます。
ゴムは低温にする事で「脆化(ぜいか)」という現象が起き、
いわゆるゴムっぽい伸びたり縮んだりという事が出来なくなり、プラスチックのように硬くなります。
この硬くなった状態のまま製品はバスケットの中でぐるぐる回転しており(洗濯機みたいな感じです)、
そこにメディアと呼ばれる小さな粒を当てる事で、製品部はそのままに、
突起になっているバリ部分だけを砕いてバリを除去する、という装置となっています。

・・・と言ってしまえば簡単なのですが、製品の形状、材料の種類、処理数や時間など、
製品に合わせて様々な条件設定が必要になります。
処理中の庫内を覗くことは出来ないので、条件設定もシビアなものとなっています。
また、液体窒素という「高圧ガス」に指定されているものを使用しますので、
専門の知識だったり事故が起きないための日常管理など、通常のゴム屋さんとは
一味違う工場だったりします。

古くからある技術ではありますがバリ取り方法としてメジャーになっていないのは
今までは現実的なコスト問題も大きかったようですが、昨今の様々な状況を考慮すると、
今後需要の高まっていくバリ取り方法になってくると思います。

・企業の最低賃金が上がっていく事で内職仕事を行うメリットが少なくなっており、
 バリ取りの人員確保がし辛くなっている
・「バリ残り」と呼ばれる、規格を外れてしまった大きなバリが付いている不良モードは
 ゴム製品の不良モードの中でもダントツ1位に君臨しており、どの会社さんでも
 お困りごとの一つとなっている
・ここ10年程で求められる製品品質は右肩上がりとなっており、年々バリ規格についても
 厳しい物が求められるようになり、現状の能力では受注出来ない製品が出てくる
・製品のロット数が莫大であり、人間だけで処理するには時間がかかり過ぎる
・最初から冷バリで仕上げをするのであれば、金型に喰切を彫る必要がなく、
 金型の起工費用を安くする事が出来る
・外観部品や超小型シール部品など、ほぼバリゼロに近い物を求められる場合、
 そもそも人間の手で処理する事が出来ない

外観検査では必ずバリ高さを確認する事になりますが、このバリ確認というのは
先程も説明させてもらったように0.2~0.3mmの大きさを人間の目で判断しないといけないので、
当然バラツキなどが発生し、検査にかかる工数や費用も大きなものになります。
冷バリで処理した製品は、バリがほとんど残らない状態にまで綺麗になるので、
場合によってはバリの検査を省略したり簡略化するなど、検査に関わるコストを
抑える事も出来るので、そういった部分でコストメリットを出す事が出来ます。

上記のようなお困りごとを一つでもお持ちで、ご興味がれば一度ご相談下さい。
製品を持ち込み頂ければトライ処理を行う事も出来ますし、見積り依頼も大歓迎です。
近場ではなくても製品は発送でのやり取りも可能ですのでご検討ください。

なお、株式会社サンテックについては親会社であるダイコーゴムにて運営を行っています。
ご相談・見積り依頼はダイコーゴム、サンテックどちらに頂いても対応可能です。
(実際に現場作業、見積りもダイコーゴムのメンバーで行っております)
バリ取りでお困りの際は是非お声がけください。

株式会社サンテックのホームページはこちら
経営・工場|2023/06/05 Mon

物価高

物価高ですね。
会社ではゴムの材料費が値上がり続き。
私生活では食品が何千品目の値上がり。
もちろん電気代も高騰。
モノもサービスも値上げラッシュで何かと苦しい時代です。

そんな出費ばかりが増える世の中ですが、
私は4月に車を買い替えました。
会社へは車通勤なので燃費の良い経済的な車種を選ぶのがベストです。
ガソリンもまだまだ高騰しています。
ですが私はSUVにしか興味がないので燃費は我慢で二の次。
新しい車はもちろんSUVです。
がしかし、
何気なしに前の車と今の車の燃料費の比較をしてみたところ、
驚きの数値がでました。


         《燃料》        《燃費》    《通勤1日》  《通勤1ヶ月》 
前の車  ハイオク165円/ℓ      6.4㎞/ℓ    1,031円   20,620円
今の車  ディーゼル135円/ℓ   12.3㎞/ℓ     439円    8,780円
 

会社までは片道20㎞なので往復で40㎞です。
通勤1日あたりだと燃料費が592円DOWN。
通勤1ヶ月(20日出勤)では11,840円DOWN。
驚異の57.4%DOWNです。

時代に逆らうかのように財布に優しくなった燃料費。
私としてはかなり経済的になったのでラッキーです。
と同時に前の車の燃料費がイカれていたと再認識。
会社支給の交通費を越えていたので出勤するたびに赤字でした…

最後に一応言っておきますが、
気分転換で買い替えたとかではなく、故障の連発で車の限界と判断したからです。
買い替える前の約半年の間だけで何十万と修理代で消えました。
結果的に燃料費が削減できて毎月1万円以上の出費減に成功しましたが、
当分は修理代すらペイできませんね😓

スタッフRS
-|2023/05/22 Mon

ゴールデンウイーク中の休業期間のお知らせ

日頃よりご利用をいただきありがとございます。

弊社ゴールデンウイーク中の休業日を以下の通りとさせていただきます。

ご不便をお掛け致しますが、

何卒宜しくお願い致します。

2023/05/03 ~ 2023/05/07




お問合せ頂きましたメールにつきましては

5/8より順にご連絡をさせて頂きます。

何卒よろしくお願い致します。✨
-|2023/05/02 Tue
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