もっと知りたい!ゴムのこと 2009/04
4月に入って自動車部品が少し上向いてきました。様々な地域で関係のある自動車関連ですが、この東海地域はもろに影響を受けていてひどいところだと60%減、70%減!となっています。
そんな中でもここ最近で発売又は発売が予定されている『ハイブリットカー』の受注や予約がすごいようです。ホンダのインサイトは初月に1.8万台を受注し、5月発売予定のプリウスに至っては予約の段階ですでに2万台!も受注があるそうです。また、日産も今年中にハイブリットカーを発表するらしく日本メーカーのハイブリットカー攻勢は世界的にもダントツのトップです。
ガソリン価格は一頃に比べて落ち着きを取り戻しましたが、ハイブリットカーに対する要望は衰えず今後も飛躍的に成長していくでしょう。限りある資源の石油を使わなくても良い自動車(電気自動車も含めて)が沢山発表されてきます。
私はこの自動車業界を先頭に脱石油の動きがどんどん出てきてほしいです。ゴム業界もナフサに頼っており石油なしでは生きていけない業界ですので脱石油のゴム素材がでてくればそちらの方向へ一気に進むことも十分考えられます。ゴムはリサイクルが出来ない原料で(一部を省く)世の中は環境に良くないイメージを持っている方もいらっしゃいます。このイメージを変えていくことがゴム業界の進退を決めていくと思います。
スポンジ状のパッキンは通常スポンジシートを打ち抜いて製作されています。しかし、この製法だと打ち抜いた以外の部分は捨てることになってしまい、環境的にもコスト的にも無駄が多くなってしまいます。
弊社のスライス技術を応用してスポンジパッキンを製作すると捨てる部分は極端に少なくなり、環境的にもコスト的にも非常に高効率になります。
具体的には、円筒状の押出成形品をある程度の大きさに粗切りして弊社自慢の1/1000㎜単位の精度を誇るスライス機でスライスします。このときの実寸法はおおよそ±0.05で(製品によって変動があります。工程能力を考えると±0.07㎜以上は必要です)
弊社のある提案では従来よりコストが50%削減できた、との報告もあります。環境にもやさしく、コストも削減できるスポンジパッキンを検討してみてはいかがでしょうか?
昨日、名古屋市長選挙の告示がされました。投票は今月26日に行われますが、この結果次第では解散総選挙が決まりそうで全国的に注目をあつめています。
個人的には今回の日本の不況は金融と政治の両方の影響を受けてここまで悪化したと思っているので、自分の一票が国を変えることが出来るという思いでいます。
翻って会社も同じで従業員の一言動が非常に大きな影響を与えます。良い影響を与える従業員が多いか、悪い影響を与える従業員が多いかで企業の成果が大きく違います。
ではどうすればよい影響を与える従業員を増やすかですが、これは「教育」しかないと思っています。ですから「教育」に力を入れている企業ほど成果を出しやすいといえます。良い企業は「教育」がしっかりされていると感じますし、そういった企業とお仕事をさせて頂くとこちらも非常に勉強になったりもします。
他人(他社)へ良い影響を与える、そういった人間(企業)になりたいと思います。
今週から弊社でスタートした任意出席の勉強会。講師は私が勤めて従業員は任意参加の勉強会です。
昨日が初回だったのですが私の予想以上の出席者数で従業員たちのやる気を感じました。
勉強会といっても内容はフランクなものとして「遊び」感覚で学ぶことを重要視しています。勉強とは好奇心があって遊ぶ(学ぶ)ことだと思います。この勉強会で「遊ぶ感覚で学ぶことを身に着けてもらい」、普段の自己啓発につなげてもらえればと願っています。
その勉強会で「吉野家」の話になりました。吉野家といえば「安い」「早い」「うまい」の三拍子がそろったオペレーションで有名で製造業でいうところのQ・C・Dがとことん追求されています。従業員の中に昔、この「吉野家」でアルバイトをしたことのある子がいて(当時の)オペレーションを話してもらいました。
・駐車場に車が入ってきた時点でお茶を注ぐ。
・注文を聞く前にごはんをどんぶりに盛っておく。
・牛丼のネタは継ぎ足しでつくり、新人がつくっても味に変化がないようにマニュアル化してある。
などなど、いろいろな話が聞けて面白かったです。私も「吉野家」の牛丼は好きで数ある牛丼チェーンのなかでも「吉野家」の牛丼が一番と思います。
そんな話などいろいろとしていたら30分以上も終了時間をオーバーしてしまいました。
今後も「楽しく学ぶ」をモットーに自分も従業員も成長がしていければ良いと思っています。
ここにきて政府は矢継ぎ早に経済対策を打ち出しています。モロに不況の影響を受けている自動車メーカーや電機メーカー向けの対策や失業中の人への対策も盛り込まれていて経済界としては助かる良い政策だと思います。
ただ、東海地方ではまだまだ経営的に厳しいところが多く安心はできません。今後は規模を縮小するところと拡大できるところとに二極化するでしょう。
東海地方の中小企業はトヨタ依存が高く自動車部品以外はやっていない、というところも少なくありません。自動車向け以外も積極的にやっているかどうかが、分かれ道になるのだと思います。企業倒産件数として増えていくのはまだまだこれからでしょう。
そういうなかで自社はどうなのか?と考えることが重要だと思います。特定の業種・業界に依存していないかや各種の経営指標は売上げ何%減まで耐えることが出来るのか、こういった時期にこそ大胆に改革することで次の成長が見えてきます。
今期から社員全員が個別目標を作りました。全員の目標を工場内に掲示してみんながそれに向かって突き進んでいきます。
私は目標を設定する意味は目標を達成することだけではない、と思っています。もちろん達成すればよいことなのですが、一番大事なことは1年間目標に向かってブレないことなのです。ですから弊社の目標はあえて数値化していません。なぜなら数値化してしまうと、もし期内に数値目標を達成する(してしまう)とその後の行動にブレが出やすくなってしまうからです。
人間の成長は無限のものです。たとえ何歳であっても成長することが出来ると思います。数値目標はある意味、今の経営には必須かもしれませんが人間の成長を考えるときには虚しさも感じてしまいます。
人として成長することが会社としての成長となる、そんな企業経営を目指しています。
おかげ様でシールパッキン.comへのお問い合わせが好調で毎日忙しくさせてもらっています。この不況のさなか本当にありがたいことです。少しでもお客様の要望に応えられるよう従業員一同がんばっています。
そのなかで僕も含めた全員が一番意識していることが『良いことは2倍、悪いことは半分』の意識です。
良いことは2倍とは
「お客様にとって良いと思われることは今までの2倍やりなさい」
ということです。悪いことは半分とは
「お客様にとって悪いと思われることは今までの半分にしなさい」
ということです。これを繰り返していくことで製品の出来栄えが飛躍的に良くなり、お客様からの「ありがとう」に繋がっていきます。そしてそのお客さまの声がうれしくて次からはもっとやろうと好循環になります。
不況のときはその会社の実力がでるんだ、と昨日のテレビで鈴木修会長(スズキ会長兼社長)がおっしゃっているのをみました。毎日こつこつと自分の(会社の)実力をあげることが明日につながると改めてか確信しました。
皆様は生産ラインで使われているゴムパーツを交換する際にどこで購入されていますか?設備を購入・製作したメーカーさんor商社さん?しかし、そういうメーカーさんor商社さんはその設備に関してはプロフェッショナルだと思いますがゴムパーツに関してはどうでしょうか?特に輸入設備の場合はゴムに限らず消耗品の購入は納期や為替など大変なことと思います。
私の経験ではそういうゴムパーツは結構いい加減な設計をしている場合が多いので、これを機会にゴムの専門業者からパーツ購入を検討されてはいかがでしょうか?
弊社では現物から図面を作成して全く同じパーツも製作できますし、またパーツに対してご不満に思われている箇所を修正して純正パーツより性能アップすることも出来ます。これまでの弊社の事例では下記のようなお声を頂いています。
・これまで1ヶ月しか持たなかったゴムパーツが3ヶ月も持つようになった。
・形状をちょこっと変えたら歩留まりが飛躍的に向上した。
・使用環境に合わせて材質を変更したらより高品質なものが製造できるようになった。
生産ラインのゴムパーツを扱っている皆様は是非ご検討くださいませ。
以前もご紹介しましたがGEL(ゲル)と同等以上の性能を持った超低硬度ゴムがあります。今日はもう少し詳しくご紹介しましょう。
1.低分子シロキサン
超低硬度ゴム(EPDM)は一般のGEL(ゲル)で問題になる『低分子シロキサン』を全く発生しません。低分子シロキサンは電子部品の接点不良を起こす原因となるもので問題視されています。超低硬度ゴム(EPDM)はGEL(ゲル)と同等以上の性能を持ちながら低分子シロキサンを発生しません。
2.耐熱性と耐久性の両立
GEL(ゲル)は耐熱性150℃前後と比較的高温化でも使用可能ですが、高温化での耐久性はあまり良くありません。特に圧縮永久歪率は超低硬度ゴムが優れています。弊社の事例としてウレタン系ゲルから超低硬度ゴムへ変えたことによって耐久性が5倍!に伸びた例もあります。
3.価格
超低硬度ゴムは価格面もGEL(ゲル)と比較して優れています。弊社事例としては30%~100%!(半額!)のコストダウン事例があります。
このような大きな特徴を持った超低硬度ゴムですが残念ながらあまり認知度は高くありません。逆に今後はどんどん広がっていくゴム素材ともいえます。
ノスタルジックカー(旧車、絶版車)のウェザーストリップや防振ゴム、パッキン類などのメーカー純正ゴムパーツはすでに生産を終了しているものがほとんどです。
ゴムパーツは消耗品ですので時間の経過とともに劣化してしまいます。表面にクラックが入ったり、カチカチに硬くなってしまったりしてせっかくのノスタルジックカーもこれではかっこ良くありません。
そこで近日オープン予定の『ノスタルジックカーのゴムパーツ』ウェブページをご案内します。このページではこれまで製作したノスタルジックカー(バイク)のゴムパーツを(価格も)掲載して販売していこうというものです。また、皆様からのリクエストをお聞きして商品ラインナップに追加することも考えています。
もちろん製造は100%国産で、海外製のゴムパーツを購入してがっかりした覚えのある方は必見です。金型のつなぎ部(パーティングラインといいます)の滑らかさ、バリの仕上げ具合、表面にキズはひとつもないなど、これまでのリプロゴムパーツを完全に凌駕します。
この車種のゴムパーツがほしい、という皆様のお声をお待ちしております。
当ホームページをご覧いただきありがとうございます。シール・パッキン・ガスケットのことなら当社にお任せください!まずはお気軽にお問い合わせください。