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製造業の難しさ

スタッフKです。

早くも年末に突入・・・まだやり残している事も多いのですが、
あと1ヶ月でどれだけ消化出来るのか、かなり瀬戸際の状況です。
連休に入る前にしっかりと区切りをつけておきたいところですねぇ。

さて前回もあまり良い話ではなかったのですが、
ここ最近も製造業の不祥事というか、続いていますね・・・。
不具合では無いのですが、品質記録を詐称したり、
認定されていない検査員での最終検査など・・・。

高品質な日本製のイメージとはちょっとかけ離れた実態ですよね。
明るみに出た(出した)のは大手だから、という事もあるのでしょうけど、
では製造業全体ではどうなんでしょうか。
実は結構根深い問題なんだろうな、と個人的には思っています。

どの業種でもそうなんでしょうけど、昔とは段違いの技術の発展があり、
そこを支える品質要求も格段に高くなり、
しかしながら市場のニーズに応えてコストは抑えていくという
製造業の中でも一番苦しい問題・・・今後さらにこの流れは高まっていくでしょうし、
実務を担当する現場の人達には相当な負担もあります。
一部の物では過剰とも思われる品質を要求される事もありますし、
そういった難しい物を良く・安く・早く・たくさん作るというのは
並大抵の事では出来ないものです。

こういう業界の流れから、特に品質関連のお仕事をされている方からすれば
ほんの少しだけ規格から外れた物は出荷出来ない、廃棄しないといけない
という現実は非常に重いものがありますよね。私だってそう思います。
今回の記録の書き換えなども、こういった現状から来ているのでは?
と考えてしまうんです。

ただ、結局記録とか検査とか、何のために?やっているのかを
もう一度考えてみると、自分のやる事が見えてくるんですよね。
全然大げさな事では無く、記録なんかは本来は自分達のやった事の
証明、出来た製品の証明、結果を守るためにあるものです。
そう、会社を守るための物のはずなんです。(品証視点ではありますが・・・)
それが、会社にダメージを与えるものに変わってしまう(変えてしまった)
という事は、本質が隠れてしまったのか見えなくなってしまったのか、
目先の事にとらわれ過ぎてしまったのか・・・残念な結果ですよね。

でもこれも客観的に捉えて、内省してからの自分の感じた事であり、
やはりどこにでも潜み続ける悪のような感じだと思うのです。
教訓とし、反省し、自分の中に落とし込んで同じような失敗をしない事、
事例として挙がった事にそれこそ感謝をするくらいのつもりで
自分をも戒めていかないといけないと思いました。

私はこれまでの経験が製造業ばかりなのでタイトルが「製造業の」となっていますが、
よくよく考えればサービス業だろうがなんだろうが、同じような事は言えるのかも
しれません。

年末、バタバタしている時だからこそ今一度自分の仕事の本質を
見つめ直して、確実に事にあたっていかないといけない、と思いました。

今年の私の更新はこれで最後になるかもしれまません。
無事今年を乗り切ったらまた来年お会いしましょう。
経営・工場|2017/11/29 Wed
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