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角パッキンのつぶししろ

みなさん、こんにちは!


代表の久納です。



GWも終わり今日から仕事始めの方が多いと思います。


ここ愛知県はト〇タ自動車さんの影響が大きく、6日から仕事をしているところが多いと思います。

どちらにせよ8月の盆休みまで全力で働き、休日を良いものにできるよう頑張りましょう!



さて、今回は角パッキン(角リング)のつぶししろ、という題名でブログを書こうと思っています。



OリングはJIS規格でつぶししろ(推奨ですが)定められています。(8%~30%)



では、角パッキン(角リング)はどの程度のつぶししろが望ましいのでしょうか?



JIS規格Oリングでも同様ですが、素材の圧縮永久歪率も大きく影響するため、参考までにですが5%~20%とお答えしています。



当然、シールしたい流体・気体が何か、や、内部の圧力、温度、などの環境、それからパッキンの相手側の勘合形状や素材、要求する耐久性能、などをお聞きし弊社のこれまでの経験値でお伝えしています。


よく『計算式は無いのか?』とのご質問を頂くのですが、残念ながらありません。



メーカー毎に保有する配合によってパッキンにとって最も重要なスペックの一つである圧縮永久歪率も異なってくるからです。



この圧縮永久歪率はシール性能や耐久性能を考えるときに非常に重要で、この数値が良いことは、イコールシール材に適していると言えます。



耐熱老化試験をして比較をするとはっきりと違いが分かります。



しかし昨今の設計ではオーバースペックな素材選定をする事も多くあり、シール性能及び耐久性能、と、コストのバランスを良く良くご検討された方がよろしいかと思います。


それとは逆に、コストを重視しすぎて、要求スペックに足りていない素材を選定している場合も最近多く見かけます。


メーカーとしては市場に受け入れてもらえるようなコスト提示は必要だと思っていますが必要以上のスペックダウンは命取りです。



日本製は品質で信頼を勝ち取って来たのでそういった案件は適正な素材でご提案をさせて頂きます。だいたい断られますが。。。(苦笑)



それではまた来週!
ゴムパッキン|2014/05/07 Wed
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