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フッ素ゴムの特性

皆さん、こんにちは!

代表の久納です。




今日は『フッ素ゴム』のことを書きたいと思います。






フッ素ゴムはゴムの中でも一番高価な材質で僕らも取り扱いには慎重になります。







高いもので2万円/キロ、安いものでも5000円/キロ、というまさしく和牛A-5ランクなみの高さです。
(もっと高価なカルレッツやパーフロなどもありますが今回は割愛します)






なぜ高価なのかという理屈は分かりませんが非常に高機能なので今後はもっと使用率も上がる材質でしょう。






フッ素ゴムは250℃の耐熱性を持ち、耐油、耐薬品、耐ガソリン、耐オゾン、ガス透過、と幅広く、又、それぞれのスペックも高いのが特徴です。






特に耐熱と耐薬品で他に代替できるゴム素材はなく、そういった用途に検討されているならフッ素ゴムしか選択肢がありません。。。







ただ、現状フッ素ゴムを使ってるけどフッ素じゃなくても良い場合も多々見受けられるので、フッ素ゴムを使用されている方は一度使用環境などを整理して頂いた方が良いと思います。





別の素材で代替できる場合、大きなコストダウン効果も見込めるので経済環境の厳しい昨今はぜひ見直されてみてはいかがでしょう?







またフッ素ゴムは耐薬品に強いので塗装やメッキのときにマスキング治具としても使われています。






ゴムをマスキング治具に使用するメリットは脱着の容易さと繰り返し使用できる耐久性でしょうか。






ラインもので塗装やメッキをされていらっしゃるメーカー様は一度ご検討頂くと大きな工数削減が出来る場合があります。







弊社でもフッ素ゴムの使用実績はかなりありますが歩留りが悪いと経営にも大きく影響するフッ素ゴムですが、高機能が要求されるパーツなので付加価値も大きいです。日本でゴムの製造をしていく中では避けては通れないですね。






それではまた来週~!
ゴムパッキン|2012/11/09 Fri
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