耐熱性のゴムパッキン
耐熱性のゴムパッキンと一言でいっても様々な材質があります。耐熱性だけで良いとおっしゃられる場合は使用環境温度で材質を選べば良いのですが、その他で、耐油性や耐溶剤性、耐塩素水性や耐オゾン性などなど、使用環境に複数の要件がある場合はその要件に合わせた材質選定が必要となります。
まず、耐熱レベル別の材質は下記になります。
(温度は限界温度で表記します)
300℃ ⇒ パーフルオロエラストマー(パーフロ、カルレッツ)
250℃ ⇒ ふっ素ゴム
200℃ ⇒ シリコンゴム
160℃ ⇒ アクリルゴム
140℃ ⇒ H-NBR、EPDM、ブチルゴム
120℃ ⇒ NBR
100℃ ⇒ CR、ウレタンゴム
80℃ ⇒ 天然ゴム
※ この一覧はあくまで目安です。ご使用の際にはお客様にてご確認ください。
ゴムの耐熱性だけですと割と分かりやすい選定が出来るのですが、その他要件が複数となると、とたんに難しくなります。
耐熱性+耐油性
CR(耐熱100℃)、NBR(耐熱120℃)、H-NBR(耐熱140℃)、アクリルゴム(耐熱160℃)、ふっ素ゴム(耐熱250℃)
耐熱性+耐溶剤性
H-NBR(耐熱140℃)、EPDM(耐熱140℃)、ブチルゴム(耐熱140℃)、ふっ素ゴム(耐熱250℃)
※耐溶剤性はその溶剤によって選定材質が全く変わりますのでご相談ください。
耐熱性+耐塩素水性
EPDM(耐熱140℃)、シリコンゴム(耐熱200℃)、ふっ素ゴム(耐熱250℃)
※耐塩素水性は塩素濃度によって配合を変更しますのでご相談ください。また、近年ではシリコンゴムは熱水で加水分解し易いことから塩素水の耐性はあっても使用することは少なくなっています。
耐熱性+耐オゾン性
CR(耐熱100℃)、EPDM(耐熱140℃)、ブチルゴム(耐熱140℃)、シリコンゴム(耐熱200℃)、ふっ素ゴム(250℃)
※ 上記はあくまで目安です。ご使用の際には必ずお客様にてご確認くださいませ。
組み合わせる要件で材質選定は非常に難解なものとなります。当たり前の話ですが、要件が3つ、4つと増えれば増えるほど選定の巾が狭く難しくなりますので、信頼の置ける業者選定も大事になってきます。
まず、耐熱レベル別の材質は下記になります。
(温度は限界温度で表記します)
300℃ ⇒ パーフルオロエラストマー(パーフロ、カルレッツ)
250℃ ⇒ ふっ素ゴム
200℃ ⇒ シリコンゴム
160℃ ⇒ アクリルゴム
140℃ ⇒ H-NBR、EPDM、ブチルゴム
120℃ ⇒ NBR
100℃ ⇒ CR、ウレタンゴム
80℃ ⇒ 天然ゴム
※ この一覧はあくまで目安です。ご使用の際にはお客様にてご確認ください。
ゴムの耐熱性だけですと割と分かりやすい選定が出来るのですが、その他要件が複数となると、とたんに難しくなります。
耐熱性+耐油性
CR(耐熱100℃)、NBR(耐熱120℃)、H-NBR(耐熱140℃)、アクリルゴム(耐熱160℃)、ふっ素ゴム(耐熱250℃)
耐熱性+耐溶剤性
H-NBR(耐熱140℃)、EPDM(耐熱140℃)、ブチルゴム(耐熱140℃)、ふっ素ゴム(耐熱250℃)
※耐溶剤性はその溶剤によって選定材質が全く変わりますのでご相談ください。
耐熱性+耐塩素水性
EPDM(耐熱140℃)、シリコンゴム(耐熱200℃)、ふっ素ゴム(耐熱250℃)
※耐塩素水性は塩素濃度によって配合を変更しますのでご相談ください。また、近年ではシリコンゴムは熱水で加水分解し易いことから塩素水の耐性はあっても使用することは少なくなっています。
耐熱性+耐オゾン性
CR(耐熱100℃)、EPDM(耐熱140℃)、ブチルゴム(耐熱140℃)、シリコンゴム(耐熱200℃)、ふっ素ゴム(250℃)
※ 上記はあくまで目安です。ご使用の際には必ずお客様にてご確認くださいませ。
組み合わせる要件で材質選定は非常に難解なものとなります。当たり前の話ですが、要件が3つ、4つと増えれば増えるほど選定の巾が狭く難しくなりますので、信頼の置ける業者選定も大事になってきます。
ゴムパッキン|2009/03/21 Sat